次元順ルータとターンモデルに基づく適応ルータのハードウェアコストを比較し た。その結果、(1)適応ルーティングによる影響は、ハードウェア量としては比 較的小さいが、クロック速度に対しては経路選択の条件数に依存した影響がある、 (2)適応ルータでもFIFO性を保証する通信を安価にサポートできる、(3)適応ルー ティング・アルゴリズムよりも、バーチャルチャネルがハードウェア量と動作速 度に大きく影響する、などを確認した。